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アウシュビッツ強制収容所、そして僕が思ったこと

Posted by まさや・ちあき on 06.2014 ポーランド   6 comments   0 trackback
アウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所




昔から知っていて、いつかは足を運びたいと思っていた場所。


いや、いつか行かなければいけないと思っていた場所。




ここがどんな場所で、一体何が起きたのか


それを知るためにこれまで本を読んだり映像を見たりしてきたけれど、正直その時は実感が湧きませんでした。


それは内容があまりにも現実離れしていたからだと思う。



でもそれらは実際に起こったこと。


なんだよね…?




ポーランドに来た1番の目的は、そんな半端な認識の自分をここに連れて来ることでした。


だから世界一周出発前からポーランドには絶対行くって決めていました。

DSC_7169.jpg




はじめにガイドのこと。


今回僕達はアウシュビッツ強制収容所で唯一の公認日本語ガイドである中谷剛さんにお世話になりました。




当日は4時間かけてアウシュビッツとビルケナウの2つの収容所を見学。




アウシュビッツ強制収容所でまず最初に目にした入口のゲート。


「ARBEIT MACHT FREI(働けば自由になる)」の看板。

DSC_6943.jpg


そんな標語が掲げられていますが、実際に労働によって自由を与えられた人はいません。



P1120725.jpg 

この「B」の文字が逆さに見えるのはこれを作った人のせめてもの反抗だと言われてきましたが、現在、歴史学者の間ではただのデザインではないかという説が有力だそうです。



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様々な国から集められたユダヤ人、ジプシー、政治犯、同性愛者、障がい者。



大勢の人々が小さな貨車に乗せられ、何十時間もの時間をかけて運ばれました。

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座るどころか排泄もろくにできないくらい劣悪な環境だったため、途中で息絶えてしまう人もいたそう。



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やっとの思いで到着した人達をまず初めに待っていたのは、死の選別




労働力や人体実験の検体として「使える」か、もしくは「使えないか」



ドイツ側の医者によってただ右と左とに分けられていきました。

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「使える」と判断された人達はそのまま収容所の中へ。



そして全体の70~80%にも及ぶ「使えない」と判断された人達は即ガス室へ。

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ガス室は収容しきれなくなった囚人を処分するための施設でもあります。


「シャワー室で体を綺麗にする」と偽り、建物の中で身につけている貴金属や衣服を脱がせます。


そしてシャワーの代わりに強力な殺虫剤・チクロンBが撒かれ、1度に400人もの人間が殺されました。




チクロンBはもともと虫を殺すために作られたもの。


ガス室内では30分近くもがき苦しんだ末、人々は命を落としたそうです。

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時にはそこがシャワー室だと信じ込ませるため、ガス室に入る前に「歓迎の音楽」の演奏を聴かせたこともあったんだそう。



なんだそれ…






自らの土地を持たないユダヤ人に対して「新しい居住区を与える」と嘘をついて持参させた全財産。

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(「後で返すために」と住所まで書かせて)


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(再利用できないほど痛んだ眼鏡)


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(山のように積み上げられた大量の靴)


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ナチスは考えうるもの全てをユダヤ人から搾り取り、それを再利用しようとしました。


金歯や銀歯は加工したのち、世界中の金銀の流通ルートへ。



毛髪も建築資材として再利用されました。


搾取された大量の毛髪、そして髪が再利用されて作られた布も展示されていました。(遺族への配慮でここは撮影禁止だったので写真はありません。)




その布は




信じられないくらい普通の布でした。





それを見て、僕は毛髪を見た時に感じた胸が詰まるような思いは一切起こりませんでした。


だって目の前に見えるのはただの布だったから。




ガイドの中谷さんは


「目の前に広がる大量の死体も、書類上の数字にしてしまえば捉え方が変わってくるでしょう。」


と、政府に提出する報告書を指差して言いました。

DSC_7007.jpg 



あの髪の毛だって同じかもしれない。


そうやってナチスは目の前にある現実の形を歪めて多くの人間を欺いたんだ、きっと。


だからこそ人間が人間に対して、ここまで残酷なことができてしまったんだと思う。





選別を経て「労働力」として見なされた人達は、縦縞の囚人服姿で過酷な環境の下働かされました。

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中には「午前中に穴を掘り、午後にそれを埋める」という何の意味のないものもあったそうです。



朝食はコーヒーのような液体、昼食は水のような野菜スープ、夕食はパン。



50頭の馬を入れるための馬小屋に、400を超える人々が収容されたそうです。

DSC_7179.jpg (馬をつなぐための金具が残ったままになっていました)


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(一段に4,5人が体を寄せ合って眠ります)





冬はマイナス20~30℃になるこの土地で、隙間だらけの小屋。


支給されたブランケット1枚も薄っぺらい穴だらけのものだったそう。


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(トイレは1日に2回。1回で20秒と決められていました。)





見張り台も各所に設置されていました。

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1人でも脱走者が見つかると、脱走者は絞首刑。


そして同じ棟から選ばれた数名が餓死刑に処されたそうです。

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恐るべきはこれら囚人の監視や管理を全てをユダヤ人同士にさせていたこと。


ナチスは囚人の中で序列を定め、その中で頭となる「カポ」に食事や住居の面で多くの特権を与えました。


そうしてカポに生き延びる希望をちらつかせることで、仲間であるはずのユダヤ人に対して虐待まで行うよう仕向けました。


この制度の裏には、囚人同士の連帯感を弱めて反乱を防ぐ狙いがありました。 

DSC_7098-001.jpg (棒を持って威圧しているのが「カポ」)





ガス室での死体焼却作業を行っていたのもユダヤ人でした。


もしかしたらその死体が自分の家族、友人の死体かもしれないのに、です。


それでも「逆らえば自分が殺される」という極限の状況に追い込まれた者に選択の余地はありませんでした。



ここでは「人間の性(さが)」を利用した恐るべきシステムが構築されていました。


こうまでする理由はドイツ兵の精神的負担を軽減するため。



そうしてアウシュビッツ強制収容所では多くの命が失われました。


その数は120万~160万人とも言われています。


はっきりとした数字がわからないのは、何の記録もなしに殺された人があまりにも多すぎるから。






ガイドの中谷さんがおっしゃっていた言葉で衝撃を受けたものがありました。


「当時のドイツ兵は、『悪いことをしている』という意識は持っていなかったかもしれません。」



第一次世界大戦で敗北し、多額の賠償金を支払い全てを失ったドイツ


そして世界恐慌から広がった経済不況


ヨーロッパにおけるユダヤ人の権利認定



そんな状況下で「今、自分達がこんな目に遭っているのは全てユダヤ人が原因だ」とナチスによって洗脳された国民


戦いに勝てばユダヤ人に対して行なっていることも全て正当化できると思い込まされたドイツ兵


「勝てば官軍」が本気で信じられていた時代でした。




他にも宗教、政治、人種などの歴史的背景が複雑に絡み合い、この人類史上最大級の大惨事が生まれました。



「ヒトラーが…」 「ナチスが…」とかそんなことだけじゃ到底説明できないくらい深く重い歴史が背景にありました。





ホロ・コースト(ユダヤ人大虐殺)については自分なりに調べてきたつもりだったけど、ここで痛感させられました。



「僕はまだ何も知らなかった。」






ここアウシュビッツ強制収容所は「2度と同じ過ちが起こらないように」という願いが込められて世界遺産に登録されました。



同じ過ちを繰り返さない。



これはとても大事なことだし、絶対にこれから人類が守っていかなければいけないこと。




でも考えなければならないのはその次、



【自分にできることは?】






「戦争はよくない。」


「ユダヤ人はかわいそうだ。」


「この事実を知れてよかった。」




それで終わらせるわけにはいかない。


現地で話を聞き、見て感じたことをどう生かしていくのか。


今日はそのことを強く考えさせられました。




まだ整理ができてないけど、きっとこれから自分の中でキーワードになっていくのは



「傍観者であってはいけない」



ってこと。




もし海外で殺人事件が起きて、その被害者が日本人だったら


日本の新聞やニュースでも大きく取り上げられるでしょう。


僕にだって一種の怒りや悲しさが込み上げてきます。



でももし被害者が自分に馴染みのない国籍の人だったら?




この場合は「国」っていう帰属意識が働いているけど、例えば学校のいじめ問題でも同じようなことがあると思う。


いじめはいじめる側といじめられる側だけで成り立っているわけじゃない。


大多数を占めているのはそれをただ眺めているだけの傍観者。


「傍観者はいじめる側と同じ」とまでは言わないとしても、


自分で「おかしい」と思った時に声をあげられる人間でありたい。




そんな姿勢が必要になってくる時が、きっとこれからの日本、そして世界でたくさん起こる。


自分の意思を明確に示さなければ、悪い流れに引き込まれることだって十二分にある。


ナチス政権下の時代、一番多かったのは政策に賛成も反対もしない傍観者達だったように。





ただ、


「安全な立場でいたい」と思ってしまう心理もまた「人間の性(さが)」なんだろうと思う。


でも、その「人間の性」を超えられる方法がきっとある。




それは、過去の歴史から学んだ知識であったり


そしてその知識をもとに未来を拓いていく教育であったり。





アウシュビッツ強制収容所の見学者の7割以上は25歳以下の若者たちなんだそう。


今日も社会科見学のような形でここに足を運んでいる中高生がたくさんいました。


それは、大人達がこのアウシュビッツ強制収容所を教育の場として選択していることが大きい。


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中谷さん 「きっとみんな子ども達に期待しているんですね。」




僕はまだまだ勉強不足だけど


アウシュビッツで実際に見て、聞いて、感じたことで少し自分の世界が広がった気がしました。




僕は僕の立場で、今日感じたことをしっかり明日に繋げていかなければいけない。


そう思います。





今日も読んでいただき、ありがとうございます!

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美食の国・ポーランド

Posted by まさや・ちあき on 05.2014 ポーランド   10 comments   0 trackback
ちあきです〜。


16カ国目・ポーランドに着きました!



実は私はポーランドに来ることをとっても楽しみにしていたのですが


その理由は・・・



ごはん!




以前、宿で知りあった方にポーランドの話を聞く機会があったのですが



「ポーランドのごはんは安くておいしかったよ!もちろんビールもね!」



と教えてくれていたのでした(・∀・)



「なにー!?それは絶対食べてみたい(*´艸`*)!」



ということで、私は事前にポーランドごはんのリサーチをしていたのです!




ポーランド・クラクフでは、食事にあまり興味のないまさや君を説得してグルメツアーを開催!


今日は、まだあまり知られていないポーランド料理を紹介したいと思いまーす!


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(ポーランドの広場にはたくさんの屋台!)



P1120604.jpg (憧れのソーセージ屋さん・・・(´▽`*))



P1120612.jpg (パン大きすぎ!)




まず、初めに食べたのはこれっ!


ピエロギ

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餃子の一種で、中身は挽肉やポテト、ラズベリー(!?)など様々。


私たちはポテトチーズ、牛肉、ラズベリーを買って食べました。



ラズベリーピエロギの気になるそのお味ですが・・・



意外にいけるっ(・∀・)!



ごはんだと思って食べると「う~ん」って感じですが、


軽食やお酒のつまみには最適です!




次に食べたのは


ソーセージパン

DSC00218.jpg



ポーランドではソーセージが安くて美味かったです。


本場のドイツでは焼いたソーセージを食べることができなかったので、ここで無念を晴らしました(´・_・`)


そして期待通りこれもおいしかったです!


ソーセージはやっぱり焼いたのが1番!



以前、カエル夫婦と私達で激しく討論したことがありました。


テーマは


「ソーセージは焼く派?茹でる派?」です!



私は断然焼く派!



このソーセージのように


外はパリッ、中はジューシー、そして少し焦げている焼き加減・・・


これがいっちばん、おいしいと思っているのです( ̄▽ ̄)


みなさんはどうですか~?




続いての料理は


ビゴス

P1120637.jpg (写真が上手に撮れなかったのですが・・・私たちはソーセージの入ったものを食べました。)



ポーランドの伝統的な料理で、野菜や肉類を2~3日間かけて一緒に煮込む料理です。



うん!THE・ソーセージシチュー( ̄▽ ̄)!



寒いポーランドではシチューが体に染み渡ります。


屋台で食べて230円(なんとパンも付いて!)


安い~!




ポーランドごはんにハマってしまった私達は、スペイン以来1ヶ月ぶりのレストランへ!

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(CK・ブローヴァルというお店)



店内は地元の人達でとても賑わっていて、おしゃれな雰囲気。

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このお店は地下でビールを醸造しています。

DSC_6923.jpg (ビールが美しい・・・!)



ここでは2種類のビールを飲み比べてみました!

P1120687.jpg (左がライトビール、右の少し茶色いのがジンジャービールです)


P1120689.jpg (いざ!)


P1120690.jpg
(ふむふむ・・・)


P1120691.jpg(むむ・・・っ!)



どっちも美味しかったです!



ジンジャービールは実は発泡酒らしく、生姜のエキスがはいっています。


独特のピリピリとした辛さがありました。



ビールのお供に頼んだのは、もちろんポーランド料理の


ジューレック

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ジューレックはポーランドの伝統料理で、ライ麦を発酵させたものから作るちょっと酸味のあるスープです。

P1120707.jpg

お、おいしすぎる・・・。


酸味があると聞いていましたが全然嫌な感じがない!


触感はさらさらとしていて、味もさっぱりしたスープでした。




そしてポーランドで最後に食べたのは


夢にまで見たまるまる一本のソーセージ(*´艸`*)

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想像以上の美味しさっ!!


この美味しさと大きさで330円は安い!



ソーセージを食べている時、まさや君はカメラを落としてしまいました。


が!


あまりの美味しさになんとソーセージを食べてから、カメラを拾っていました。



彼の中でソーセージ>カメラになった瞬間でした。


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(翌日、カメラを見たらレンズカバーが壊れていました。泣)




ポーランドでは素敵な出会いもありました!



「世界一周フォトたび」のucaさん



「世界一周男二人旅」のタカさん



・大学生のケンタくん



P1120641.jpg



偶然にも2人の世界一周ブロガーさんに会うことができました( ´ ▽ ` )ノ


しかも!私は以前から2人のブログを読んでいたので会えて本当にびっくり!


嬉しかったです!



ほんわかしていて優しいucaさん(博多弁がめちゃくちゃ可愛いっ!)


話がめちゃくちゃ面白いタカさん(タカさん、ビールご馳走様でした!)


タカさんに弟みたいに可愛がられてた穏やかなケンタくん(もうすぐ日本かな?)




そんな3人と過ごした夜はとってもとっても楽しかったです(´艸`*)



今日も読んでいただき、ありがとうございます!

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まさや・ちあき

Author:まさや・ちあき
海越え、山越え、町を越え、ついに始まる2人旅!
名古屋から2014年4月6日に世界一周スタート!

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